造成工事とは、土地を宅地用に整備する工事のことを言います。
住宅などの建物を建てる際には、計画の高さに合わせて掘削や切土、森戸や土留め、ブロック・石積みなどを行い、土地を整地していく必要があります。
山や傾斜、溝、窪地といった地形を整備することで、宅地でない土地を宅地にしたり、宅地をより目的の住宅に適した形状にしたりします。
排水機能の向上もその目的のひとつです。
地質に応じた地盤の整備を行います
建物を建てて数年で傾いてしまったら……そのようなことがあってはいけません。
もしそうなってしまうとすれば、それは厳密な地盤の調査や整備が行われていなかった可能性があります。
「造成工事」はそうならないようにするための工事です。
特に近年は大型の地震や台風の影響で建物の構造や耐震性への関心が高まっており、地盤や基礎構造を気にされる方も増えています。
建物を建てる時に大切なことはその耐久性だけでなく、建物が建つ地面のことも考えてあげなければいけないということがお分かりいただけるかと思います。
地盤の調査・整備を疎かにしてはいけません。
その土地、その住まいや建物をいつまでも安心して利用するためには造成工事が欠かせません。
「安定した建物」とは「安定した土地」あってのものなのです。